現代妖怪譚そのに

2002年7月19日
複雑に整備された現代において
もはや妖怪達の住む場所は完全になくなってしまったのであろうか。

いいや
都会の死角、日常の隅々において姿を変え
彼らは力強く生き残っていた。

これは日曜妖怪研究家であるエドサリバンショーが
彼らの生態を記した妖怪録である。
全ての妖怪を覚えて君も妖怪博士になろう☆

 

【file3:妖怪ガムクサイ】

最近なぜかガムを噛んでる中高年サラリーマンによく出くわす。
なんちゃって健康科学番組にでも紹介されたのだろうか。
妖怪ガムクサイはこのガムを噛んでるサラリーマンの近くに忍び寄り
「にっちゃにっちゃ」
と嫌な音をたてるのが特徴だ。
さらに体臭が酷く、この妖怪が現れるとストロベリー系の甘ったるい不快な匂いが周囲に立ち込める。

 
【file4:ごみあげ】

ごみあげも主に電車に出没する現代型妖怪の代表だ。
容姿は、会社から永遠の夏休みを言い渡されそうな中間管理職に非常に似ており、一見すると人間と見分けがつかないので注意が必要。
この妖怪は実害は無いのだが電車から降りる間際になると自分の飲んだ空のペットボトルを網棚に置いて何食わぬ顔で去ってゆく。
降りた駅のホームにすぐゴミ箱があるというのに非常に知能が低い。

 
【file5:CD割り】

散らかった部屋の中に住む妖怪。
皆さんは足の踏み場も無い部屋をゴミを避けて移動してると突然足元で「バキン」という音が鳴り、気がつくと買ったばかりのCDケースが割れていた・・・という不思議な経験は無いだろうか。
それはこの妖怪CD割りのいたずらである。
部屋を綺麗にすれば退散する。

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