短編推理日記　凶器の世界　vol.1

みなさん「凶器の世界」へようこそ。
日曜探偵のエドサリバンショーです。
今回は私が携わった様々な事件のなかから、凶器にまつわるお話を少し紹介したいとおもいます。

ってカウンター減っちゃってるんですけど・・・
いくら日記サボタージュしてたとはいえ、非道い。

　

・凶器ファイル1　鈍器のようなもの

都内のアパートでお年寄りが死んでいるのを近所の主婦が発見した。
頭部に鈍器のようなもので殴られた形跡があり、警察は凶器の特定に急いでいる。

「そうか！凶器がわかったぞ！」

一緒に現場に駆けつけていた探偵エドサリバンショーは突然叫んだ。

「刑事さん、凶器は凍らせたブリですよ。ホシは凍ったブリで老人を殺害後、網焼きにして食べちゃったんです！」

これを聞いた刑事たちは直ちに近所のスーパーなどから聞き込みを開始、特売日でもないのに冷凍ブリを買った怪しい男がいたとの証言から事件は早期解決に向かった。

　

・凶器ファイル2　鋭利な刃物

郊外の女子寮で女子大生が死んでいるのを交際していた会社員が発見。
腹部に鋭利な刃物で切りつけられた形跡があり、警察は凶器の特定に急いでいる。

「そうか！凶器がわかったぞ！」

たまたま寮にいた探偵エドサリバンショーは突然叫んだ。

「刑事さん、凶器は凍らせた太刀魚ですよ。ホシは凍った太刀魚で女子大生を殺害後、塩焼きにして食べちゃったんです！」

これを聞いた刑事たちは直ちに近所の魚屋などから聞き込みを開始、特売日でもないのに冷凍太刀魚を買った怪しい男がいたとの証言から事件は早期解決に向かった。